晋州ビビンバは花ご飯または七宝花飯(7色花ご飯)と呼ばれる。新鮮なナムル(野菜)にニンニク、ごま塩、ごま油で味付けしたユッケをご飯の上にのせたビビンバは、淡泊な味が逸品である。

晋州ウナギは生臭さがなく、淡泊な味が特徴である。ビタミンCが豊富なエゴマの葉に包んでいただく。晋州焼きウナギは脂っこくなく後味があっさりしている。

その昔、米が貴重な時代に夜遅くまで勉強して空腹を感じた儒者が時折料理を作り、香を焚いた後に祭文を読みながら祭祀を祀るふりをして、その祭祀料理をいただいて空腹を満たしたことに由来する。笑い話に由来する伝統郷土料理は、儒者の本拠地であった晋州で、晋州知識人のユーモラスな風流が作り出した伝統地域特産品として伝えられている。

海産物のダシの独特で豊かな味わい-

竹防簾という伝統漁法で獲れたカタクチイワシ、アサリなどの魚介類やイワタケ、牛肉などでダシをとった汁にそば粉入りの麺を入れ、牛肉のチヂミ、きゅうり、白菜キムチ、黄色と白の金糸卵をのせて作る晋州の郷土料理である。

南海岸沖で獲れた新鮮な海産物や智異山に自生する多様な山菜で調理され量が豊富で華やかな晋州伝統韓定食は、味が淡白でさっぱりしており、美食家の舌を魅了している。