
晋州城(周囲1,760m、石城)は、晋州の歴史と文化が集約された晋州の聖地である。頻繁な海冦の侵犯に対応して、本来土城であったものを高麗王5年(1379年)石城に改修した。1592年の壬辰倭乱(文祿の役)の際、金時敏将軍がこの城で勝利を収めた3大戦勝地のうちの一つである。翌年(1593年)の晋州城戦闘では、7万名の民兵隊と官軍が国のために誇らしく命を捧げようと最後まで抵抗した。
この城は1895年から1925年まで慶尚南道道庁として使用された。
1969年からは第1次晋州城復元事業が始まった。1972年には矗石門が完成、1975年には城郭補修を完了した。
1979年からは第2次復元事業が実施され、751軒の民家撤去を推進、1984年に完工した。1992年には第3次事業として城の外壁が整備された。
韓国3大楼閣の一つである矗石楼は、南江と義岩、晋州城と交わって天恵の絶景を演出し、南江辺一帯の9㎞区間に造成されている夜間景観照明は訪れる人々の心を魅了している。晋州城は韓国観光公社が主観する韓国観光100選に8年連続で選定されており、矗石楼はアメリカの‘CNN GO’で韓国訪問の際に必ず訪れるべき50ヶ所の一つとして推進された。
城内には国立晋州博物館、晋州城壬辰大捷癸巳殉義壇、彰烈祠、護国寺などの歴史遺跡が多く残されている。